車を奪う米兵とクルマのカギをかけない危険

「コンビニに行くため」に他人の乗用車を盗んだとして、21歳の米兵が逮捕されたニュースを見た。

「コンビニに行くため」車を盗む 21歳米兵を逮捕 沖縄・名護署

動機のあまりの幼稚さに呆れ果てるが、21歳にもなった大人が他人の所有物を自分の足代わりに使う感覚そのものが狂っている。基地の外で暮らす人間としての規範意識や倫理観が完全に欠落していると言わざるを得ない。

しかし、このニュースを見て同時に痛感するのは、「車から離れるときは一瞬でも必ず鍵をかける」という自衛の重要性だ。

街のコンビニを見渡せば、鍵をかけないどころか「エンジンをかけたまま」レジに向かう車すら未だに見かける。「ちょっとタバコを買うだけ」「エアコンを切ると暑いから」といった油断や隙が、幸か不幸かこの身勝手な米兵のような連中を引き寄せてしまう。

「スマートキー(電子キー)を自分が持っているから大丈夫」「鍵が離れれば車は勝手に止まるはず」と思い込んでいる人もいるかもしれないが、それは大きな間違いだ。

安全設計上、一度始動したエンジンはキーが車外に出ても途中で勝手にストップすることはない。警告音が鳴るだけで、ガソリンがある限り犯人はそのままどこまでも走り去ることができる。
もっとも一度停めたら再始動はできないのだが・・そのまま持ち去ることはできるからな。

「盗む奴が100%悪い」のは言うまでもないが、冷めた現実として、エンジンをかけっぱなしで盗まれた車が事故を起こした場合、保管上の過失として持ち主側にも巨額の損害賠償責任が及ぶケースがある

「キーを挿したまま、エンジンをかけたまま放置する」というのは、狂った人間に車をプレゼントするだけでなく、その車が暴走して人を跳ね飛ばした際のアフターケアまで自腹で背負い込むような自殺行為なのだ。

酒に酔った米兵がいれば、「2分半」で叩き割る闇バイトの捨て駒もいる時代。自分の身や財産を守るためには、「誰も信用しない」という冷めた警戒心と最低限の施錠マナーが必要不可欠だ。

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