沖縄県知事選のAIデマとインプレ金儲け


sep.12th sat. 2026

沖縄県知事選をめぐり、AIで作成された捏造画像やデマがSNS上で拡散され、若者たちが混乱しているというニュース。

若者が困惑「信じていい情報だと」 沖縄県知事選 AI作成の偽画像・デマがSNS拡散

「SNSの情報を信じるな」というのは今や常識だが、問題の本質はフェイクを作る連中の動機にある。政治的な主義主張や世論誘導といった大層な話ばかりではない。メインにあるのは「とにかくたくさん見せて金儲けをすること」だ。

今のSNSはインプレッション(閲覧数)が伸びれば投稿者に金が入る仕組みになっている。手間暇かけて正確な情報を調べるよりも、AIで数分で作ったショッキングな捏造画像や、人の不安や怒りを煽るデマを流す方が圧倒的に効率よく稼げる。

選挙が荒れようが、誰かの名誉が踏みにじられようが関係ない。「バズればそれで金になる」という、極めてゲスで不毛な「インプレビジネス」が裏で回っているのだ。

一方、知事選で「県民所得倍増(手取りを2倍に!)」や「子育て支援予算倍増」といった耳ざわりの良い大風呂敷を広げる古謝玄太氏のような政治家は、スローガンで票を稼ぐ。

どちらも共通しているのは、「耳に心地いい刺激的な言葉で人を釣り、その裏にある現実的なコストやリスクを隠す」という点だ。

「所得を2倍にする」「支援も倍増させる」と言うのは勝手だが、その莫大な財源は一体どこから出てくるのか。自前の産業をどう育てるのかという泥臭い構造改革には触れず、結局は増税で県民にツケを回すか、国からの補助金という他人の財布に頼るしかないのが冷めた現実だ。資金の根拠がない大振る舞いなど、絵に描いた餅でしかない。

「タダで手に入る甘い蜜」など世の中に存在しない。

刺激的なAI画像を見たときに「誰の金儲けか」と疑うのと同じように、威勢のいい公約を聞いたときも「誰がそのツケを払うのか」と冷めた目で計算しなければならない。甘い言葉にコロッと騙されているうちは、僕たちはネットでも政治でも、都合よくカモにされ続けるだけだ。

no+e

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