
sep.15th tue. 2026
「手取り2倍」は本当か? 沖縄知事選の公約と「格差拡大」のリアル「手取り2倍」は本当か? 沖縄知事選の公約と「格差拡大」のリアル
新知事に就任した古謝玄太氏が掲げた「県民所得倍増(手取りを2倍に!)」や「子育て支援予算倍増」。インパクト抜群で耳ざわりは最高だけど、冷静に考えて本当に実現できるのか?というのが率直な疑問だ。
「手取り2倍」と言っても、給料なんて市場経済や企業の収益構造次第。自治体の首長ができる企業誘致や税制優遇くらいで、本当にそこまで跳ね上がるのかはかなり怪しい。巨額の財源が必要な子育て支援も、自前財源が乏しい沖縄じゃ国頼みにならざるを得ないし、県議会との調整だって一筋縄ではいかないはずだ。

新報の記事:「手取り2倍」は本当か? 沖縄知事選の公約
さらに怪しいのは、彼が掲げる「所得倍増」の中身だ。10年後の数値目標にされている「1人あたり県民所得」は、僕たちの給料や報酬だけでなく、企業の利益なんかも含めた単なる「平均値」に過ぎない。
一部の企業や富裕層がガッポリ稼げば数字上は「倍増」達成に見えるけれど、それが現場で働く個人の手取りに還元されなければ何の意味もない。下手をすれば、数字だけが踊って「貧富の差がさらに広がるだけ」という最悪の展開だって十分にあり得る。
そんな中、選挙が終わった途端に「政府が沖縄振興予算を3,000億円超へ増額調整」というニュースが飛び込んできた。

一括交付金は過去最低額の2600億円台になっていた訳だし、これで普天間飛行場の移設計画も進むんじゃないだろうか。
辺野古容認派の知事に代わった途端に政府が財布の紐を緩めるという、あまりにも露骨な「飴と鞭」。県民が変化や実利に賭けた結果、確かに国からのお金は入ってきそうだけど、結局は「国の意向に従って引き出した財源」に頼る構造に逆戻りしただけとも言える。
正直、「甘い言葉に騙されたんじゃないか」「言ったもん勝ちじゃないか」と感じる部分もある。
実現できるか怪しい「大風呂敷」を広げたもん勝ちみたいな選挙の構造や、時間が経てば有権者の関心が薄れるのを見越して勢い任せのスローガンを並べるやり方にはうんざりだ。
でもだからこそ、ここからが本当の勝負だ。
3,000億円超という予算が入ってきたところで、それが一部の開発事業者や大企業に流れるだけで終わるのか、本当に僕たちの「手取り」や子育て支援に届くのか。
就任後の具体的ロードマップや予算の使い道を厳しく見極めなきゃいけない。「言ったもん勝ち」で終わらせないためには、有権者である僕たちが「あの威勢のいい数字はどうなったのか」とチェックし続け、結果に対して責任を取らせる姿勢を持ち続けることが不可欠だと思う。
※参考ニュース:【沖縄県知事選】初当選の古謝氏「県民所得倍増」実現に意欲(YouTube / BS日テレ「深層NEWS」)

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