1455億円の渋滞ロス?数字の裏にある「生活のリアル」を考える


sep.17th thu. 2026

沖縄タイムスで「渋滞による経済損失が年間1455億円、時間のロスは8144万時間」っていう沖縄総合事務局の発表が記事になっていた。

渋滞で損した年間1455億円 沖縄総合事務局が8144万時間ロスを給与換算 労働生産性の低下招く

この手のニュースを見ると、いつも「うーん」と考え込んでしまう。

たしかに渋滞はイライラするし、時間がもったいないのは事実だ。でも「その時間があればもっと働いて給与が得られたはずだから1455億円の損」っていう計算は、ちょっと机上の空論っぽさを感じる。

そもそも、その給与を得るための通勤で渋滞に巻き込まれているわけだし、渋滞がゼロになったからといって全員がその分余計に働いて給与が増えるわけでもない。車の中でラジオを聴いたり、今日の予定を整理したりする「余白の時間」になっている面だってある。

行政の数値をそのまま流すだけじゃなくて、新聞社にはもう一歩踏み込んだ視点が欲しいところだ。

  • 歴史と都市計画の検証

    1. 車社会化や中南部への人口集中という歴史的背景に対して、なぜ行政のバス利用促進やパークアンドライドが定着しないのか。生活者の目線で掘り下げてほしい。

  • 試算ロジックへのツッコミ

    1. 時給換算の機械的な数値に対して、子どもの送迎や買い物といった「給与を生むわけではない生活移動」の重みをどう捉えているのか。

  • 現場のリアリティ

    1. 朝早く家を出るトラック運転手や、送迎と通勤に追われる子育て世代など、具体的な県民の「生活時間」のリアル。

  • 税金の使い道のチェック

    1. これまで投入されてきた道路整備や立体交差点化の事業費に対して、本当にそれ見合った効果があったのかという追及。

巨大な損失額という「数字」だけに踊らされるんじゃなく、その裏にある県民の暮らしや移動の構造問題にしっかり目を向けたいな、とつくづく思う。

【全国ワースト級の大渋滞】楽しい沖縄旅行にするために! 本島で「車移動」を避けるべき時間帯と場所

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