カプセルトイとJUNK(ジャンク)


sep.20th sun. 2,26

【カプセルトイ第5次ブームと大人のコレクション事情──「ジャンク」に持ち込んだフィギュアと買い集めたその先の悩み】
最近テレビでカプセルトイ(ガチャガチャ)の特集を見ていたら、数万個もコレクションしている猛者が登場していて驚いた。

第5次ブームと言われる今のカプセルトイ市場は、本当に大人心をくすぐるラインナップばかりだ。自分も最近、精巧なフェアレディZのミニカーと、手で握るとグニュッとする感触系ボールを回したばかりなのだが、ライカム(イオンモール沖縄ライカム)の「ガチャガチャの森」みたいに100台以上……いや数百台規模でズラリと筐体が並んでいる景色を見せられると、完全にメーカー側の仕掛けに心地よく乗せられてしまう。

1回300円〜500円と絶妙な価格帯だし、お目当ての車種や色を出そうと両替機を往復しているうちに、あっという間に数千円使ってしまう人も多いはずだ。

しかし、コレクションという趣味には必ず「保管と管理」という大きな壁が立ちはだかる。

昔はいろいろと買い集めていた時期もあったのだが、数が増えてくると埃よけの拭き掃除やディスプレイの管理がとにかく大変になる。過去にコレクションやフィギュアをまとめて処分(知り合いのお店に全部寄贈)した経験があるからこそ、もう部屋にモノを増やして管理の手間を増やしたくないという思いも強い。

その処分するときにまとめてフィギュアを持っていったのが、宜野湾の我如古にあった「オヤジ再生工場 JUNK(ジャンク)」だ。

あのお店は、仕事終わりにいつも一緒に飲みに行っていた仲間4人──「パンキーサさん、つよしさん、まさるさん、なーりーさん」が、「どうせなら自分たちで店を作っちゃえ」というノリと勢いで立ち上げた、大人の秘密基地のような空間だった。

本業がトラック運転手だったオーナーのなーりーさんをはじめ、木の実(このみ)さん(そういえばスウェーデンに行くと言っていたけれど、どうされたかな)たちが集まるあの独特で温かい空間に、買い集めた自分のフィギュアたちを持ち込んで飾ってもらった。

近くにあったバーのage(アージュ)で初めてタラモアデューを飲んだ夜のことなんかと一緒に、あの界隈の空気感が懐かしく思い出される。

当時のブログ記事を見返しても、持ち込んだ自分のフィギュアを店内に並べた瞬間の写真を撮り忘れていたのは我ながら失敗だったが、あそこに飾られたフィギュアたちはお酒の席で多くの客の目を楽しませ、会話のきっかけになってくれたはずだ。

JUNKもageも数年前には閉まってしまい、今はもうあの灯りを見ることはできないが、あのノスタルジックな空間でフィギュアたちが第二の人生を全うしてくれたと思っている。
」
本格的にコレクションを楽しもうと思えば、まずは「広い場所」が必要になる。中にはフィギュアや趣味のモノ専用にアパートの1室やガレージを借り切ってしまう人までいるのだからすごい世界だ。実車のアンティークカーをコレクションしている人に比べれば場所も維持費も段違いに健全とはいえ、個人の生活スペースには限界がある。

だからこそ、今の自分には「本当に気に入ったミニカーはキャビネットにしまって大切に保管し、ストレス解消になる触感系ボールだけデスクの上に置いて日常の相棒にする」というスタイルが一番しっくりきている。

モノを集めすぎて管理に追われるより、本当に必要な数個だけを身近に置いて愛でる。これくらいの手軽な距離感で付き合うのが、大人の趣味として一番軽やかで贅沢な楽しみ方なのかもしれない。

過去記事: ジャンク1 ┃ ジャンク2 ┃ 屋慶名エイサーとジャンク ┃ ジャンクキッチン ┃ ジャンクtoジャンキーto我二桜 ┃ JUNKに寄り道┃          no+e

 

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